不思議なこともある
担当:山伏国広 天気:曇のち雨
修行中の五虎退から主殿へ2通目の文が届き申した。文を読んだ主殿は、あやつは“五頭の虎を退けた”という名に恥じぬ刀になって戻ってくるであろうと満足そうであった。
拙僧らも、各部隊で戦に出たりと充実した一日を過ごした。また、博多藤四郎や堀川らから進言があったとのことで、いつもなら本丸で待機している者たちも、今日は主殿の指示のもと、畑仕事や馬の世話、刀同士で手合わせをしたり遠征に出たりと各々励んでおった。日々修行、結構であるな。
ところで、これまでのあいだ畑や馬の面倒はいったい誰が見ておったのであろうな。……クダギツネか?